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会計のゆがみでオプションを売ると、オプション料が売ったときの利益になっていたんです。

保険料がその年の利益になっちゃう。 今、そのような会計基準は改正されていると思うのですけど。
時価会計だとコールオプションとか、プットオプションも当然、毎日評価されるんです。 昔の日本の会計だと売ったときに収益がボンと計上されちゃうわけです。
例えばさっき言ったxx万円。 私は買った場合、払うんですけど、売った人はxx万円、オプション料が入るんです。
それがその期の利益になっちゃうんです、日本の昔の会計だと。 その期の利益が足りないと必死でオプションを売って、その期の利益をかき上げしようとした。
M銀行ではそういうことはなかった。 時価評価ですから、オプション自身の値段を時価するんです。
例えばxx銭だったものが翌日xx銭になれば買った人は2銭損する。 そういう評価を毎日するんです。

ところが日本の昔の会計だとxx銭で売った途端にxx銭が儲けになっちゃったのです。 日本ではこのように会計上の理由によってオプションの売りが多く、いつも値があるべき姿より安いと言われていた時期がありました。
買うだけだった私にとっては非常に好都合でしたけどね。 続けて質問なんですけれど、オプションの売り子にとって、どう頑張ってもオプション料以上は稼げないと思うんです。
そうするとオプション売る人っていうのは何でオプションを売っているのでしょうか。 会計上だけじゃなくても、うまくやれば儲かるはずですから。
オプションは保険と同じと言いましたが、保険会社は保険料以上儲からないのにどうして保険を売るのでしょう?オプションを売っていてこりやまずいと思うと、へッジが出来ます。 ちょっと時間的なラグがあるんですけれど。
マーケットメイクをするということはそれなりに儲けられる。 ちゃんときやが抜けたり、いろんな儲けがある。
だから売るんです。 ただ、きちんとへッジをしないと大損になる場合がありますけどね。
でも一般の方は絶対にやらない方がいいと思いますね。 売った後、きちんとへッジが出来る体制をつくるためにはプログラムを組んで、そしてマーケットをモニターしていないと危ないんです。
売る方はプロに任せておいた方がいいでしょう。 オプションは図で覚えるついてですから、言っておきますと、オプションをある程度、勉強する気であるならばオプションのP/Lの形、グラフの基本形は覚えちゃった方がいいと思います。
私はコールオプションの買いと売り、プットオプションの買いと売りのグラフの基本形を覚えています。 いちいち考えるのは面倒くさいから。
コールオプションの買いはこうだ。 プットオプションの買いはこうだとね。

図表518を見てください。 売りは買いのミラ1型(鏡型)ですよね。
ですから私は実は四つの形、ではなくてコールオプションの買いとプットオプションの買いの二つの形だけしか覚えていないのです。 売りは水平の基準をミラーと考えれば、すぐ書けちゃうからです。
A社株を1株買う。 かつxx月110ドルプットを買う。
1株買うということは、今日は113ドル8分の3です。 したがって113・375ドルで座標軸と交差するxx度の右上がりの直線になりますね(細線)。
1ドル上がれば1ドル儲けですよね。 だからxx度の直線ですね。
xx月110プット。 2ドルですよね。

プットオプションを買う。 プットオプションを買うっていうのはこれですね(太線)。
こういう形で110ドルのところでキンクしていますね。 110ドルでキンクして左上がり必度の直線ですから座標軸と交わるところは108ドルですよね。
ということで、この二つを買った人のP/Lというのはどうなっているかというと、極太線のようになりますね。 マーケットが110ドルより高い時は株価そのものより2ドル低いところの平行線。
マーケットが110ドル以下のところは座標軸に平行な線。 いつも5ドル8分の3の損です。
上がるか下がるか分からない。 でも大きく値が動けば儲かるという仕組みをつくりたいときにコールとプットを同時に買いますね、なにはともあれトレーダーのマーケットシナリオに則っていろいろなP/Lの型をオプションを使用することによって作り出せるのです。
わりと好き勝手ないろんなものが出来ますので、どいうのをつくるかをトレーダーは考えますよね。 私は、他の本にも書きましたけど、シンプルなやつが一番好きなのでコールオプションを買うか、プットオプションを買うか、どっちか一方だけを買う戦術しか採りませんでしたけど、やろうと思えば、いろいろな戦術が採れるわけです。
キャップとかフロアーという言葉を聞いたことがあるのですが、それってやはりオプションですか。 キャップとフロアーっていうのもデリバティブの一つです。

あとオプションとスワップとかの合体したスワップションというのもあります。 キャップ、フロアーというのは私は7、8年前まではけっこうよく使っていたんですけどね。
短期金利が動かなくなっちゃうと全然面白くないんでやらなくなりました。 スワップションも昔はよく使いました。
でも、この辺は入門書の域を出るので説明は省きます。 キャップとフロアーは為替でも使うって聞いたんですけれど。
私はそういう商品があるのは知らないなー。 私も為替のオプションは非常によく使うけど、キャップとかフロアーとかいう商品聞いたことないなー。
為替ではノックアウトオプションとか、オプションを少しだけ複雑にした取引をマーケットではよくやりますけれど。 為替のノックアウトオプションというのはある程度のところにきちゃうとコールオプションとかプットオプションの権利がなくなっちゃうというオプションなんです。
その分、プレミアムが安くなります。 ところで為替でキャップがあるとか、フロアーがあるというのはときどき言いますけどね、それは商品ではないです。
宮津シーリングとかいう言葉がありましたね。 宮津さん(K氏、元首相)が117円以下は警戒水域だと言うとマーケットがそれを尊重してなかなか117円以下にならない。
ドルがフロアー(床)を形成してしまうことがあります。 そういう時にキャップとかフロアーという表現を使うことはありますね。
黒須今、GS社のEワラントとか、いろいろ出てますがいや、それは知りません。 ごめんなさい(笑)。
今日キャップ、フロアー、スワップション、イールドカープスワップそれからワラントとか、いろいろな金融取引の名が出てきましたけれど、すべて、今までやってきたものの応用編です。 ですから今まで勉強したことが充分分かっていればこれらの仕組みは本を読めば、どんなものかってすぐ分かると思います。
今までお話ししてきた金利先物とスワップとオプションさえキチンと押さえておけば、後は簡単です。 個別に少しずつ違っていますけど、理解するのはそれほど難しくない。

それに皆さんプロになるならともかくとして、そうでなければまだあまり理解する必要はないと思います。 今までお話ししたことが分かっていれば多少の応用商品でも説明を読めばスーッと頭の中に入ってくると思います。
ここで一応、商品説明を終わりにしまして、残りxx分くらいで運用と調達の考え方という話をまとめます。

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